家庭動物管理士と愛玩動物飼養管理士との違いは?どちらが良い?

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愛玩動物飼養管理士

家庭動物管理士と愛玩動物飼養管理士との違いは?どちらがいい?

家庭動物管理士と愛玩動物飼養管理士との違いは?どちらがいい?

「ペット関係の仕事をしたいから資格を取っておきたい」

「将来は動物関連の仕事で独立したい」

そんなときに候補になりやすいのが、

家庭動物管理士

愛玩動物飼養管理士

です。

でも、

名前が似ているけど、何が違うの?どっちを取ればいい?

と迷いますよね。

結論からいうと、この2つは似ているようで、

・資格を実施している団体
・対象としている人
・学習内容
・取得費用
・更新制度
・動物取扱責任者の資格要件として認められる業種

などに違いがあります。

幅広く動物について体系的に学びたい人は愛玩動物飼養管理士2級、ペット業界で働くことを想定した実務寄りの内容を短期間で学びたい人は家庭動物管理士3級

が比較候補になりやすいでしょう。

この記事では、初めて資格を取得する人を想定し、

愛玩動物飼養管理士2級と家庭動物管理士3級

を中心に比較します。

家庭動物管理士と愛玩動物飼養管理士はどちらがおすすめ?

どちらが良いかは、資格を取る目的によって変わります。

愛玩動物飼養管理士がおすすめな人

・動物について幅広く体系的に勉強したい
・犬猫だけでなく鳥、小動物、爬虫類なども学びたい
・資格の更新費用をかけたくない
・将来的に1級も目指したい
・ペット共生住宅管理士も取得したい

家庭動物管理士がおすすめな人

・ペット業界で働きたい
・販売や飼養管理など仕事に直結する内容を学びたい
・できるだけ短期間で資格取得を目指したい
・定期的に最新情報を学び直したい

迷った場合はどっち?
幅広い動物知識を身につけたいなら愛玩動物飼養管理士、ペット業界で働くことを強く意識しているなら家庭動物管理士も候補になります。

家庭動物管理士と愛玩動物飼養管理士の違い一覧

初めて取得する人向けに、

愛玩動物飼養管理士2級

家庭動物管理士3級

を比較すると、次のようになります。

愛玩動物飼養管理士2級家庭動物管理士3級
実施団体公益社団法人 日本愛玩動物協会公益社団法人 日本ペット協会
主な対象動物について広く学びたい人ペット業界で働く人・働きたい人
受講・受験資格該当年度4月1日時点で満15歳以上ペット関連業務に従事している人・希望する人など
通常の取得費用合計40,000円教材・講座も利用する場合は合計40,000円
更新制度なしあり
資格の有効期間認定登録後は更新不要2年間
更新料不要3級:2年ごと10,000円
学習スタイル通信教育+オンラインスクーリング教材・通信講座はオプション
動物取扱責任者の所定資格多くの自治体で対象対象になる自治体あり。ただし「訓練」は認められない例がある
上位級1級2級。ただし現在は受付停止中

取得費用はどちらが安い?

現在の通常料金では、どちらも合計4万円程度です。

愛玩動物飼養管理士2級の費用

愛玩動物飼養管理士2級は、

・受講受験料:32,000円
・認定登録料:8,000円

です。

合格して認定登録まで行う場合、

合計40,000円

となります。

受講受験料には、教材、スクーリング、課題、認定試験などの費用が含まれています。

また、資格取得後の更新制度はありません。

家庭動物管理士3級の費用

家庭動物管理士3級は、

・受験料:10,000円
・教材・受講料:20,000円
・登録料:10,000円

となっています。

教材・通信講座を利用した場合、

合計40,000円

です。

なお、教材・受講はオプションで、一定の条件を満たす人には教材・受講料の助成制度もあります。

前は家庭動物管理士が5万円って書いてあるサイトもあったけど?
現在の公式案内では、通常は合計4万円です。古い料金情報には注意してください。

資格の更新制度に大きな違いがある

ここは2つの資格の大きな違いです。

愛玩動物飼養管理士は更新不要

愛玩動物飼養管理士は、認定試験に合格し、認定登録を行えば、

その後の資格更新は不要

です。

定期的な更新料もありません。

「維持費をかけずに資格を保有したい」という人にとってはメリットです。

家庭動物管理士3級は2年ごとに更新

家庭動物管理士3級は、

資格の有効期間が2年間

となっています。

資格を継続する場合は更新手続きが必要で、

3級の更新登録料は10,000円

です。

更新時には通信教育講座テキストなどを使って最新情報を学び、確認テストを提出します。

更新料がかかるのはデメリット?
費用面では負担になりますが、法改正など新しい情報を定期的に学び直せる点はメリットともいえます。

動物取扱責任者になるならどちらがいい?

ここは誤解しやすいので注意しましょう。

どちらの資格も、取得しただけで自動的に動物取扱責任者になれるわけではありません。

現在、動物取扱責任者になるためには、獣医師や愛玩動物看護師を除き、

・一定期間の実務経験など

・所定の学校卒業または所定の資格

などの要件を満たす必要があります。

愛玩動物飼養管理士や家庭動物管理士は、このうちの

「所定の資格」

として自治体に認められる場合があります。

認められる業種には違いがある

第一種動物取扱業には、

  1. 販売
  2. 保管
  3. 貸出し
  4. 訓練
  5. 展示
  6. 競りあっせん
  7. 譲受飼養

があります。

自治体の資格一覧を見ると、

愛玩動物飼養管理士は、家庭動物管理士より認められる業種が広い例があります。

たとえば東京都では、

・愛玩動物飼養管理士:販売、保管、貸出し、訓練、展示、競り、譲受
・家庭動物管理士:販売、保管、貸出し、展示、競り、譲受

という扱いになっており、家庭動物管理士は「訓練」が対象外です。

家庭動物管理士だけだとドッグトレーナーの「訓練」には使えない場合があるってこと?
はい。少なくとも東京都や一部自治体では「訓練」の所定資格として扱われていません。必ず開業予定地の自治体に確認してください。

自治体によって確認が必要なため、

「この資格があれば絶対に開業できる」

とは考えないようにしましょう。

学習内容の違いは?

2つの資格は、勉強の方向性にも違いがあります。

愛玩動物飼養管理士は幅広く体系的に学ぶ

愛玩動物飼養管理士では、

・動物愛護
・適正飼養
・動物関係法令
・動物の行動
・しつけ
・犬や猫の飼養管理
・その他の小動物や鳥類、爬虫類
・人と動物の関係
・動物の生活環境
・ペット関連産業

などについて幅広く学習します。

犬猫だけに限定せず、さまざまな愛玩動物について体系的に学べるのが特徴です。

家庭動物管理士はペット業界で必要な知識を学ぶ

家庭動物管理士3級は、

「ペットのプロの育成」

を目的としている資格です。

ペットを扱う仕事で必要となる、

・職業倫理
・動物の飼養管理
・健康管理
・繁殖
・関連法令
・ペット販売などに関する知識

を中心に学びます。

そのため、

愛玩動物飼養管理士=動物に関する幅広い知識

家庭動物管理士=ペット業界で働くことを意識した知識

と考えると違いがわかりやすいでしょう。

勉強期間の違いは?

愛玩動物飼養管理士は、通信教育として一定期間をかけて学習します。

オンラインスクーリングをすべて受講することも認定試験の受験条件です。

一方、家庭動物管理士3級は、受験そのものに教材・通信教育の利用が必須ではありません。

そのため、

短期間で資格取得を目指しやすいのは家庭動物管理士

といえます。

ただし、勉強時間には個人差があります。

単純に「○カ月あれば必ず合格できる」と考えるのではなく、自分の知識量に合わせて準備しましょう。

合格率の違いは?

愛玩動物飼養管理士については、公益社団法人日本愛玩動物協会が、

合格率は例年80%前後

と案内しています。

一方で、家庭動物管理士については、現行の公式案内では必ずしも毎年度の詳細な合格率が掲載されているわけではありません。

そのため、

「どちらも合格率80%」と断定して比較するのは避けたほうがよいでしょう。

合格率だけで簡単って判断しないほうがいい?
そうですね。学習内容や受験条件も違うので、数字だけで難易度を比べないほうが安全です。

愛玩動物飼養管理士2級ならペット共生住宅管理士も目指せる

愛玩動物飼養管理士2級を取得すると、

ペット共生住宅管理士

の受講受験資格を得られます。

ペット共生住宅管理士は、人とペットが快適に共生できる住環境について学ぶ資格です。

・不動産会社
・住宅会社
・建設会社
・マンション管理会社
・設計事務所

など住宅関連の仕事とペット分野を組み合わせたい人には、選択肢のひとつになります。

家庭動物管理士2級は現在受付停止中

家庭動物管理士には2級もあります。

ただし、現在、

家庭動物管理士2級は制度改定のため受付を停止しています。

公式サイトでは、準備が整い次第案内を開始するとされています。

従来の2級は、

3級取得+2年間の実務経験

などが必要な制度でした。

これから初めて家庭動物管理士を取得する場合は、まず3級を検討しましょう。

愛玩動物飼養管理士2級を取得する流れ

愛玩動物飼養管理士2級は、おおまかに次の流れです。

取得までの流れ

  1. 募集要項・資料を取り寄せる
  2. 受講を申し込む
  3. 教材で通信学習を行う
  4. オンラインスクーリングを受講する
  5. 課題報告問題に取り組む
  6. 認定試験を受ける
  7. 合格後に認定登録を行う

なお、2級の受講申込みには、

該当年度4月1日時点で満15歳以上

という条件があります。

家庭動物管理士3級を取得する流れ

家庭動物管理士3級は、おおまかに次の流れです。

取得までの流れ

  1. 受験を申し込む
  2. 必要に応じて教材・通信講座を申し込む
  3. 教材や講座で学習する
  4. 認定試験を受ける
  5. 合格後に登録手続きを行う

家庭動物管理士3級は、

・ペット動物販売店などで働いている人、または働きたい人
・動物関連の学校を卒業した人・卒業見込みの人
・ペット関連資格を持っている人

などが対象です。

現在ペット業界で働いていなくても、

「将来ペット関連の仕事に就きたい」

という人であれば受験できます。

結局どちらを選べばいい?

最後に、目的別に整理してみましょう。

愛玩動物飼養管理士がおすすめな人

・動物について広く体系的に学びたい
・犬猫以外の愛玩動物についても勉強したい
・資格を長く持ち続けたい
・更新費用をかけたくない
・将来1級まで取得したい
・ペット共生住宅管理士を目指したい
・動物取扱責任者の所定資格として幅広い業種で活用したい

家庭動物管理士がおすすめな人

・ペット業界への就職を考えている
・ペット販売などの現場を意識した知識を学びたい
・比較的短期間で取得を目指したい
・資格更新を通して定期的に最新情報を学びたい

迷っているなら、愛玩動物飼養管理士2級からでもいい?
幅広い動物知識を学びたいなら有力な選択肢です。ただし、仕事目的なら「どんな仕事をしたいか」を先に考えて選ぶのがおすすめです。

まとめ|目的に合わせて選ぼう

家庭動物管理士と愛玩動物飼養管理士は、どちらも動物に関する知識を学べる資格ですが、目的や制度には違いがあります。

主な違いをまとめると、

・愛玩動物飼養管理士2級は動物について幅広く体系的に学べる
・家庭動物管理士3級はペット業界で働く人を意識した資格
・愛玩動物飼養管理士2級の取得費用は合計40,000円
・家庭動物管理士3級も通常、教材・受講を含めると合計40,000円
・愛玩動物飼養管理士は資格更新不要
・家庭動物管理士3級は2年間有効で、更新料は10,000円
・動物取扱責任者の所定資格として認められる業種には違いがある
・どちらも資格取得だけで自動的に動物取扱責任者になれるわけではない
・愛玩動物飼養管理士2級取得者はペット共生住宅管理士も目指せる
・家庭動物管理士2級は現在、制度改定のため受付停止中

どちらが上、下という資格ではありません。

「どんな知識を学びたいか」「将来どんな仕事をしたいか」

によって選ぶのがおすすめです。

また、動物取扱責任者の要件については自治体ごとに確認が必要です。

資格を仕事や開業に利用する予定がある場合は、資格取得前に勤務先や開業予定地を管轄する自治体へ確認しておきましょう。

-愛玩動物飼養管理士